学校を出よう! 3巻

学校を出よう!〈3〉The Laughing Bootleg (電撃文庫)

学校を出よう!〈3〉The Laughing Bootleg (電撃文庫)

ようやく読みました。
2巻読んだの、いつだったっけ…? 少なくとも9月にはなってなかった気がします。っていうか、どうしてこんなに時間がかかったんでしょう…? 気に入らなかったわけでもないのに、長いこと放置しすぎです。現実に読んでた時間はせいぜい1時間半ですし。
3巻前半はちょっとした事件が起こり、推理モノの様相を呈してきます。が、推理モノとしては非常に簡単でした。っていうか、0章で真相のアタリ付くし、ヒントはくどいぐらいにバラまかれてるし。
ってことは、この前半部分自体なんかの伏線なのかな、と思ってたら、案の定で、一ひねり、二ひねりいれてようやく決着、です。このへんの話の作り方はいつもながら見事。
まあシリーズ通してのストーリーとしては、そんなに大した進展があるわけでないです。この巻は、単に百合モノを書いてみたかったんじゃないか、という気配がします。ほら、登場人物にも侑里とかいるし(違、っていうか読みは「ゆうり」だし)。
百合系としてどうなのか、はちょっとよくわかりません。百合が好きな人は気に入るかもしれないし、がっかりするかもしれません。結論としてそんなに露骨なもんじゃないですし。
それにしても、久しぶりに「ああラノベってそういえばこんなんだった」というのを思い出しました。やはりラノベとしてみると一昨日のクークより一枚も二枚も上手だと思います。じゃあクークに何が欠けてたかってきかれると、上手く答えづらいんですが。