学校を出よう!2

学校を出よう!〈2〉I‐My‐Me (電撃文庫)

学校を出よう!〈2〉I‐My‐Me (電撃文庫)

ようやく読み終わりました。読み始めてから…ええと、1のことをここに書いた翌日には本当に注文してたので…一週間くらい。
いや、普通に読んでてそんなに時間かかるわけないんですが、なんていうか、「うわ、これ多分めっちゃ好きかも」と思っちゃってから、なんか読むのがもったいなくなっちゃって。
結果最後までその印象が裏切られることもなく。こんな幸せな経験そうそうないですよ。3〜6巻も実はも既に購入済みなんですけど、この調子ではいつ読み終わることやら。
2巻は設定的にかなりツボです。ヘタしたらハルヒシリーズより好きかも。幼なじみスキーとしてはユウキはドンピシャだったりするし。もう一人の自分に向かって「あんなバイオレンス女のどこがいいんだ?」って訊くシーンとか、神田の本命もちゃんとユウキだったりするところがよかったです。
まあ、物語の基本的な構造そのものは「涼宮ハルヒの陰謀」と変わりないといや、変わりないです。いや出たのはこっちが先なので「陰謀」がこっちと変わりないと言うべきかもしれませんが。
少なくとも、時間移動とは何か、という前提についてはシリーズ変わってもかなり共通部分があるらしく、したがってそのへんのオチも大体読めます。
そりゃ、Before→Now→Afterなのは当たり前なわけで。
それでもまあ、堪能させていただきました。楽しかった。どうも谷川流氏の作品だと、個人的ハズレはほとんどないみたい。本当に安心できます。
ちなみに、前作との関連は薄め。終わってみれば確かにEMP関連ではあるんですが、わざわざ前作のキャラとか出さなくてもよかったんじゃ?と思うくらいです。出てくるだけならいいんだけど、なんか「前作のキャラ一通りに言及せねば」みたいなセリフ回しはちょっと強引かな、と思ったり。
それとも、そのへんちゃんと何かの伏線になってるのかな? 3巻以降も読めばわかるんでしょうか。3巻も楽しみです。もったいないのですぐには読みませんが。