偽物語(下)

偽物語(下) (講談社BOX)

偽物語(下) (講談社BOX)

この巻のハイライト。
それは,戦場ヶ原ひたぎ,まさかのデレ化。


喜ぶ人だけじゃなくて残念がる人もいそうですが,
どちらにしろ大トピックです。
ひたぎはこの巻にまったく出てこないんですが,
伝聞情報だけで全てをかっさらっていきます。
すげえ。
これがメインヒロインの底力か。


まあ,いちおうこの巻のヒロインであるはずの
月火の影が薄いというのもありますが。
今までのキャラほどのぶっ飛び具合はなく,
内面は割とおもしろおかしいという設定のようですが,
月火の登場シーン自体少なすぎて,
あんまり伝わらないです。


というか,
200%趣味で作ってるというだけあって,
本筋と関係ない掛け合い部分の比率が異様に高いです。
個人的にはその変なバランスは嫌いではないですが,
いいのか,それで。


あと,相変わらず,
現在二十代後半から三十代前半で,
十代をヲタとして過ごした人にしかわからない
パロディネタの宝庫。
つくづく,同世代だなーって思います。


…でも,パロディネタって
どう考えてもテレビでは放送できないと思うんだけど。
アニメではどうするんだろ。