FOLKLORE JAM

コンプまで行きました。発売が2003、初めてプレイしたのが2005、クリアしたのが2007ですか…。っていうか、新作ほっといて何やってんだか。
日常のかけあいは、さすが丸戸と言った感じで楽しかったです。少しくどいと感じられるところもないではないですが、まあ許容範囲。
一方メインストーリーは…うーん。謎をちりばめたまではよかったんだけど、その伏線の回収がさほど鮮やかでないというか、伏線を入れちゃったから仕方なく回収したように見えるというか。そういうことから、トゥルーエンドのルートがちょっと大味な感じなのが残念でした。
でも、土壇場で古都がある意味とんでもない失言をやらかすシーンがあるんですが、あの一言で緊迫したシーンが完全にグダグダになってしまう、あれは見事の一言でした。全体的に、緊迫したシーンをスポイルして話が過度に重くならないようにしてた感じがあって、そういうのが個人的には好み。
あとは、メインヒロインの維月をかわいい女と思えるかにかかってるのではないかと。実は基本構造は丸戸史明お得意のアレなんですが、一見傲慢無神経女に見えるところが特異といえば特異なので。こういうのもダウナー系ツンデレと言っていいのかどうか、よくわかりません。
まあトータルでは、評価はA-ってところです(SABCDEの基本6段階評価)。