学校を出よう！

学校を出よう!―Escape from The School (電撃文庫)

そういや読んだことなかったな、と思ったので、amazon衝動買い。ぽちっとな。
感想。ハルヒほど練りこまれてるとは思わないし、ハルヒほど一般受けもしない気がします。でも、こちらのほうが好き、という人も結構いると思います。
個人的にも、現状でハルヒと同じくらい、というレベルでも好きかも。変にハーレムっぽい展開にならないところがいいです。ハルヒがラノベの王道を往くなら、こっちはこっちで独自の道を突っ走ってほしい。
それにしても、一人称の地の文でありながらなかなか本音がそのままでは表れない、という主人公書かせたら、この人の右に出る人はいませんね。主人公のユキくんって、素晴らしいまでのシスコンっぷりなんですが、春菜なんてうっとーしい、って言ってるだけの前半ですでにそれが読み取れる、というのは、やっぱすごいと思います。
まあ完全にすきっと一冊で一つの世界作り上げてたハルヒ一巻と違って、こちらは続刊を意識した感じに見えます。いちおう話としては終わってるんだけど、なんというか、閉じてない感じ。
とりあえず続刊買いにゴーサイン出してもよさそうな感じです。ハルヒのときみたいに徹夜で全巻一気読みとか、しないように気をつけます。