「夜の学校からの脱出」@京都国際マンガミュージアム

ちょっと時期外した感あるけど、
先週、京都の国際マンガミュージアムでやってた
夜の学校からの脱出というイベントに参加してきました。
http://www.kyotomm.jp/event/evt/scrap_yorugaku.php
というわけで、報告。



これ、どういうゲームなのかというと、
まんま、夜の学校に閉じ込められてなんとか脱出せよ、
というゲームなんですが、
要するに、主催者の用意したパズルを解こう、というゲームです。


まあ、それだけ聞けば学園祭でもできそうなんですが
(実際できると思いますが)、
ゲームバランスがいろいろ絶妙で、
とても楽しめました。



最初は、クロスワードちっくな表を渡されて、
会場内各所に散らばるヒントを集め、
答えのワードを導きだしましょう、というもの。


時間を節約しようと思ってたわけではないですが、
クロスワードは全部解かなくてもいいのが見てわかったので、
ヒントは70%くらいしか集めず。


だいたい20分くらいで答え出して、
これで終わりかー、簡単だったなーと思いながら答えの通り行動すると、
次の問題が配られるという展開。


…まあそんなに甘くはないわけね。



でも、その次のヒントも、
最初講堂出る前に校歌見てたおかげで楽勝。



で、その次の問題。
『赤いヒントの隣にいる創立者に愛をささやけ』。


これ、難関でした。
というか、一緒に参加した相方さんに助けてもらいました。
自力では無理でした
(二つ目の謎までは情報共有せず、競争してた)。


創立者(役のスタッフ)というのはすぐに見つかるんですが、
普通に「愛してます」とかささやいても
恥ずかしい思いをするだけで相手は無反応。


よくよく配られた資料を見ると、
創立者はイギリス人な上に老人なため難聴という設定があるので、
「I love you.」と書いて見せなければならない、というのが答え。


わかるかんなもん!
スタッフどう見ても日本人男性しかも若い!


解けなかったから言うのもなんですが、
いくらなんでも…なあ。
せめて外国人っぽい格好してくれればよかったのに。


でも、まだクロスワードやってる人に対して、
そのスタッフがキーなのを知らせるのもアレなので、
外国人っぽいカツラするとかそういうのもできなかったのかなあ、とは
思ったりしますが。



で、その次のヒント。
よくわからない図があって、
『その中心でこの紙を掲げよ』。


これがまたタチ悪かった。
制作者ホントに性格悪い。


よくわからない図は実はある本棚で、
該当の場所にあるのは手塚治虫の「火の鳥」。
ここまでは簡単なんです。


問題は「火の鳥」の中心とはなんぞや?


タチ悪いことに、マンガミュージアムのほぼ中心の
吹き抜けのフロアに
巨大な火の鳥のオブジェがあるんですよね…。
残り20分あたりになると、同じところで詰まってる人も増えてきて、
火の鳥のオブジェのところで
紙を掲げて途方に暮れてる人を
ちらほら見るようになりました
(答え合わせのときにスタッフが思いっきり茶化してた)。


あー同じところで詰まってるな、と思いつつ、
それではクリアできないわけで。


ホント、制限時間80分中、この謎で30分くらいうろうろしてました。


で、ああダメかなー、クリア無理かなー、と
かなり本気で思いつつあったんですが、
やはり30分もその謎のみで使えたというのが大きくて、
最初に配られた地図の周囲に書いてある謎の文字の中に、
「ひ」「の」「と」「り」全部あることに気付いて。


該当場所のおねーさんがタイミング悪く見てくれなかったりして
「間違いかな?」と思ったりもしましたが、
紙を掲げて無事クリア!



で、秘密の階段を通って講堂の幕の内側に案内され、
「幕が開くまで息をひそめてくださいね」と言われて
終了を待つことに。


終了後、「脱出成功した人もこの講堂にいます!」とか
スタッフの人が言うのに笑っちゃいそうになりながら待っていると、
「脱出成功したのはこの方々です!」の声とともに
幕が開き、参加した方々から拍手!


ああ、脱出できてよかったなあ、と思った瞬間でした。


というわけで、クリアできたこともあって、
個人的には非常に楽しかったです。
相方さんがいたから、というのもありますけどね。
一人だったら、創立者の横で4,50分途方に暮れてました。
ホント感謝感謝です。


「ひのとり」解いたのはオレだけどな!(いばるな)


とにかく、ゲームバランスが絶妙でした。
こういうイベント、やろうと思えばいくらでもできるんでしょうが、
ゲームバランスがホント難しいと思うので、
そのへんのさじ加減は、制作者に感服です。


夜の遊園地のやつなんかは東京なので行けないですが、
また京都でなんかやるなら、ぜひ行きたいなあ。


…チケットが取れれば。